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ブルームーン - 2012.09.03 Mon

月に二度目の満月が浮かぶ奇跡の夜。愛は暴走し、言葉は旋律とともに流れおちた。


「こんばんわん

出会った瞬間フォーリンラブ
ハートのサイレン ウァンウァンウァン

最初のデートは東京湾
射的ゲームは僕のWIN

浮気はいやん 去勢もやん
君は僕のオンリーワン!




送信ボタンを指にかけ、悩んだ。
まだ少しスパイスが足りない。

これでは、ただの痛い詩なのではないか・・・

彼女の事を思い浮かべて熟考する。
きっと大丈夫。彼女は甘党だから。(いろんな意味で



メールを受けた彼女からの返事はこうだった。

「愛の詩は宝物です。読む度ににやけちゃう。
しあわせです。大切に何度も読むね。すっごくすごくうれしかったよ。」

そういってくれた彼女に不安を覚えた奇跡の夜。



翌朝、彼女からの電話。

「実は去勢 の意味が分からなくて、あの後調べてみたら・・・なんだかね、とてもビックリしました。」

後悔と安堵の入り混じる不思議な感情に支配された。
スパイスはまったくいらなかった。そして去勢を理解した彼女の反応は正しいものだった。

そう、今日は9月1日。夏はもう終わったのだ。




最後に。
「そうちゃん、あの詩をね、店長に自慢したの。すごく頭のいい彼氏さんだね っていわれたよ」


どう考えても、おかしいでしょうYO!!
書いた俺も、自慢する彼女も、その評価の店長もΣ(゚д゚lll)



ノロケ半分お笑い半分。楽しんで読んで頂ければ幸いです。
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旭汁事件 - 2012.06.29 Fri


実際にあった話です。長いので、暇な時にでも読んでね。



高校のときの事である。

うちのクラスには アサヒ と呼ばれる男が居た。大きな身体に洒落っ気のない外見。
熊のような人 というより、人のような熊 というほうが彼を表現するのに的確だった。
やたら目立つ上に一度みたら忘れないその風貌のため、
アサヒ知名度は学校全体にまでおよんでいた。



アサヒはいつも、1.5リットルの容量があるバカでかい水筒を学校に持参してきていた。
ラグビー部に所属していたアサヒの貴重な水分である。



アサヒはケチだった。



高校生くらいになるとペットボトルの回し飲みなど日常的に行われていたのだが、
アサヒは自分の水筒を何人たりとも人の口に含ませる事を許さなかった。
(そもそも、その頃はみなアサヒの水筒にさほど関心を抱いてはいなかったのだが。)




そんなある日、クラス内である噂がささやかれ始めた。

「アサヒのもってる水筒に とんでもなく美味い謎のドリンクがはいっている」



その噂の真偽は分からなかったが、皆の興味がアサヒの水筒に注がれる事となった。
ドリンクはいつしか、旭汁(アサジル)と名付けられた。


好奇心という罪深い感情に突き動かされた男達は、隙あらば旭汁を狙った。
噂の味を一度でもいいから味わってみたい一心で。




結論を言うと噂は真実だった。


俺はアサヒの居ない隙をついて飲む事に成功した。

なんだ、これは・・・スポーツドリンクのようなのだが
今まで飲んだ事のない深い味わい。とにかく美味い!!


ある者が好奇心を押さえられず、恐る恐るアサヒに水筒の中身について聞いてみると


アサヒ「あぁ。これね。自分で色々混ぜて作ってるから売ってないよ」


まさかの非売品。



旭汁人気は、一気に加速した。
まだ飲んでない者は、一度でもいいから と
飲んだ事のある者は、あの時の味をもう一度・・ と
クラスの誰もが、旭汁を求めた。



アサヒは荒れた。手負い獣のように。旭汁に近づくものに容赦ない制裁を加えていった。
アサヒは叫ぶ。「これ絶対誰か飲んでるだろ!!!減ってるの分かるんだぞ!!!」

改めて言うが、アサヒは超が付くほどドケチなのだ。
まぁ・・・そんな守護神アサヒの目をかいくぐって飲む希少な旭汁がまた絶品なんだが。


そんな日々の中、ついにアサヒは鍵付きロッカーに旭汁をしまうようになってしまった。
みなが肩を落とした。天照がお隠れになった と。




ある日、事件は起きた。


その日は1~2時間目が選択科目の授業だった。
俺は選択科目を美術を受講していたのだが、教室に行ってみると本日休校との張り紙が。
美術を選択している男子は俺の他に>マモルという男がいたのだが・・・
2人で美術室の前でポツーンとしていた。
ようするに、休校であることを忘れて登校してきてしまったのだ。

ここにいても仕方がない。教室に戻ろう。
マモルと二人で誰も居ない教室に戻ると、ある物が目に入った。

なんとアサヒの机の上に水筒が出しっぱなしになっているではないか。

恐る恐る水筒を確認すると、紛れもなく旭汁だった。
ロッカーにしまい忘れたのだろう。しかも中身は満杯の状態。

2人で顔を見合わせた。お互いの目が語っていた。

”旭汁飲み放題”

これは聖杯にたどり着いた者に当然与えられるべき権利といえよう。


2人は狂喜し、「んめーー!!」「んめぇぇーー!!!」と叫びながら旭汁をしこたま飲んだ。
真に罪深きは我々2人というよりも、そこまで美味い旭汁であると言えよう。

そして、お腹が落ち着いた頃合いに・・
二人の意識は現実に戻った。


俺「ちょっとさ・・・ 飲みすぎじゃね?」

マモル「うん、俺も思った」

俺「満杯だったのに。。。半分くらいしかもう残ってないじゃん」

マモル「・・・やばいかな?」

俺「やばいだろ。」



2人の一休さんがここに生まれた。


アサヒはシャレの通じない男なので、バレたら確実に殺される。
必死に知恵を出し合い、最善の手を打つ。

二人でひねり出した奇策はこうだった。





水で薄めよう




猿知恵にも劣る浅知恵である。


これ以上の案はない。と二人は信じ、作戦は実行にうつされた。
バカでかい水筒を担ぎ、えっ吠えっほ水道へ向かう二人は明らかに不審者。
マモルに水で薄める役を任せ、俺は周囲に人が来ないか警戒する。

そろそろいいのでは と思い、水筒を見ると・・・


水筒に溢れんばかりの水が注がれていた。



俺「ばか!!!!!入れすぎだろ!!!」

マモル「え。そうなの?」

俺「誤魔化す程度にいれるだろ、フツウ!!こんな入れたら、味薄くなっちゃうじゃん!」

マモル「そういうの、最初にいえよ!でも大丈夫だって。今日のいつもよりなんか濃かったし」



いや・・いつもと変わんないから。
軽く振って、味見をしてみる。


俺「うす・・・・」

マモル「うっす・・・・」


二人は教室にもどり 何事も無かったかのように水筒をアサヒの机に戻した。


キーンコーンカーンコーン


授業の終わりを告げるチャイムが鳴り、
教室にクラスメイト達が戻ってきた。
当然、その中にはアサヒも・・・

アサヒは、休み時間になると、一杯だけ旭汁をグイッと飲む習慣がある。

バレるとしたら、今まさにこのタイミングである。
マモルと固い誓いをたてる。


①最後の瞬間まで、シラを切り通す。

②もし疑われたりバレたりしても、仲間を売らない。


旭の座席は教室の一番後ろ。
俺の座席は教室の一番前だった。

旭の様子を伺いたくても、後ろをキョロキョロみてたら容疑者にされかねない。
マモルと俺の席で、不自然に前の黒板を眺めながらヒソヒソ会話をする。



マモル「あれ・・特に異常はなさそうだね。バレなかったのかな?」

俺「うーん。たしかにもうとっくに飲んでる時間だよな」

マモル「案外、味わかんないんじゃないの?あいつ」







その時!!


「うすいっっ!!!!!!!!」







教室を突き破るようなアサヒの雄叫びが上がった。

バレタ・・・笑


アサヒ「誰かが、水筒勝手に飲んで薄めやがった!!!」

アサヒ「マジ薄いんですけど!これ二倍くらいに薄めてあるでしょ!」

アサヒ「有り得ないだろ薄めるとか!!!だれがやったんだよ!!!」




この騒ぎに・・・ ザワザワと教室がどよめき、アサヒの周囲に人が集まりだした。
気付けば、アサヒの机に並ぶ列が出来上がっている。

事の申告さを訴える為、あのケチなアサヒがギャラリーに薄まった旭汁を飲むことを許していた。
みなが口々に「うあ、なにこれ。うすっ!!」 「うっす!!!やりすぎだろこれ!」
と、薄まってしまった旭汁を評価している。

俺はあくまでも疑われない為に100点満点のポーカーフェイスで旭汁、試飲の列に並んだ。

俺「あぁ・・・うん。確かにうすいね。ドンマイ、あさひ」


その俺の様子を遠くから見てたマモルが、地面にのたうち回って笑い出した。
それを見たアサヒは、容疑者候補としてマモルを捉える。


アサヒ「おい。そういえば、美術の時間休講だったんだってな」

マモル「俺じゃねーよ!!何疑ってんだよ!」

マモル「やってねぇって!!!!」



作戦自体は失敗したが・・ 
証拠も目撃情報もなかったので結局事件の真相はこのまま闇に葬られた。




卒業時。
もう時効かな と思い、アサヒに正直に俺とマモルがやったんだ と告白した。

アサヒ「ぜったい怪しいと思ってたんだよ!!!あんなんやるのそう君しかいないし!!!」


おいっ!Σ(゚д゚lll)


おしまい。

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趣味の写真のっけたり、言いたいこと言ったり、おバカな話書いたりしていこうかなと。

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